㊙オトリ広告の手口公開します

スタッフからのお知らせ・日記

大阪でお部屋探ししていると必ず目にするオトリ広告
(オトリ広告:実際には埋まっていて紹介できない物件、実在しない物件など)
大阪では数多くの不動産屋があり、どの会社も集客に悪戦苦闘しています。
そこで楽に集客する方法としてオトリ広告を使います。

もしあなたが不動産会社の営業マンだったとして、紹介できない物件(架空の物件)を目当てに来店されたお客様にどう対応しますか?

普通の感覚であれば、
「気に入った物件が無いと知ったお客様怒らせてしまうのでは」
「嘘がばれてしまうのでは」
と気が気ではないと思います。
でも悪徳不動産の営業マンはそれが仕事です!

ではオトリ広告を使っている不動産会社がどのように対応しているか手口を公開します!

【例】徳庵駅徒歩3分、2LDK、新築、家賃5万円の架空物件「〇〇マンション」
①電話での問い合わせ
 営業マン 「悪徳不動産です」
 お客様  「〇〇マンションはまだ空いてますか?」
 営業マン 「まだ空いてますよ。ただめちゃくちゃ人気物件なのですぐに内見した方がいいですよ」
 お客様  「そうなんでね!では明日伺います!」
②ご来店
 お客様  「予約した者ですが」
 営業マン 「いらっしゃいませ。お待ちしてました」
 お客様  「〇〇マンションの内見お願いします!」
 営業マン 「かしこまりました!ただこの物件でいわく付きの物件なんです」
 お客様  「えっ、そうなんですか」
 営業マン 「はい。隣がヤクザの事務所で前に住んでいた方も3ヶ月で退去されたんです」
 お客様  「えっ、それはさすがに厳しいな」
 営業マン 「そうですよね。ただ他にもいい物件いっぱいあるんで私に任せてください!」
 お客様  「分かりました。けどやっぱり気になるんで〇〇マンション内見したいです」
 営業マン 「かしこまりました!では〇〇マンション含めご紹介しますね!」
③物件内見
 〇〇マンションへ訪問
 営業マン 「あれ?おかしいな?空室の鍵がない」
      「ちょっと管理会社に電話してみます」
 管理会社に電話
 営業マン 「〇〇マンションに案内来てますが聞いていた鍵が無いんですが」
      「えっ?決まってる?今朝電話した時はまだ空いていて内見できるって聞いてたのですが!」
 管理会社とやりとりし電話終了
 営業マン 「すいません。管理会社の間違いで決まってしまっていたようです。」
 お客様  「そうなんでね。残念ですが仕方ないですね」
 営業マン 「そもそもいわく付きの物件ですし、他にもいい物件ありますのでそっちに行きましょう!」

これがオトリ広告を使った営業です。
営業マンの思惑通りにオトリ物件で来店してもらい、違う物件へ誘導することに成功しました。

ここでのポイントは2つです。

ひとつは「隣がヤクザの事務所で」です。
 これは「潰す」と言われる行為で、嘘の情報を伝えてにお客様に諦めてもらうように誘導します。
 他にも「ゴキブリが多い」「近隣トラブルが多い」「3ヶ月しか借りれない」など、お客様の様子を見てどの言い訳が一番嫌がるかを判断して使います。
 例えばキレイ好きそうな方であれば「ゴキブリが多い」、引っ越し理由がに近隣トラブルであれば「騒音問題がある」など、お客様に合わせて嘘のストーリーを作成します。

ふたつ目は「管理会社に電話」です。
 現地に到着して鍵が無いって管理会社に電話していますが、そもそも〇〇マンションは満室でこの電話自体が嘘です。
 これは「カラ電」と呼ばれる手法で、電話しているフリをしているだけです。
 電話は繋がっていないのに管理会社と会話しているのを演じ、管理会社を悪者にすることで自分たちを正当化しています。

巧妙な手口でお客様に嘘がばれないように演じるのが悪徳不動産の営業マンの仕事です。
オトリ広告を知らない方はまず騙されます!

ではオトリ広告はどうやって見破れがいいのでしょうか?
正確には不動産屋が調べない限りは難しいのが現状です。

ただオトリ広告には特徴があります!
そのポイントを確認することでオトリ広告の可能性が高いかどうかは判断することは可能です。

こちらのHPで「オトリ広告の見破り方」を紹介していきます!


この記事を書いた人

長岡 淳

はじめまして。はなまる不動産の長岡です。
賃貸仲介の仕事が大好きでこの仕事を生涯の仕事とすべく徳庵で独立開業しました!
不動産屋さんって怖いイメージあると思いますが、そのイメージをはなまる不動産から払拭できるように頑張って参ります!